※土曜日は発熱診察はおこなっておりません。
37.5℃以上の熱がある方、コロナウイルス、インフルエンザ等に
感染している方は一度お電話にてお問い合わせ下さい。
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「夜中に子どもが急に耳を痛がって泣き出した」「風邪をひいた後、耳を触りながら不機嫌になっている」――このような経験をされた保護者の方は多いのではないでしょうか。
急性中耳炎は、特に3歳以下のお子さまの約80%が一度はかかるといわれる、非常に身近な耳の病気です。
お子さまの耳の痛みや発熱、聞こえにくさなど、気になる症状がありましたら、豊島区椎名町の中村耳鼻咽喉科医院までご相談ください。
急性中耳炎は、鼓膜の奥にある「中耳」という空間に細菌やウイルスが入り込み、炎症を起こす病気です。
多くの方が誤解されているのですが、プールやお風呂の水が耳から入って中耳炎になることはほとんどありません。実際には、風邪などで鼻やのどに炎症が起きた際、その細菌やウイルスが「耳管」という鼻と耳をつなぐ管を通って中耳に侵入することで発症します。

お子さまの耳管は大人と比較して太く、短く、傾斜もなだらかな構造をしています。このため、鼻水や鼻の奥の炎症の影響を受けやすく、細菌やウイルスが中耳に到達しやすくなっています。
ご両親がアレルギー性鼻炎などをお持ちの場合、その体質を受け継いでいるお子さまが多く、鼻炎のコントロールが不十分だと中耳炎になりやすい傾向があります。
特に2歳以下のお子さまや早期に卒乳したお子さまは免疫力が弱い傾向にあります。また、託児所や保育園などの集団保育に通っているお子さまは、風邪をもらう機会が多いため、急性中耳炎を繰り返しやすくなります。
急性中耳炎の最も特徴的な症状です。
お子さまの場合、言葉で痛みを訴えられないこともありますが、頻繁に耳を触る、耳を引っ張る、不機嫌になる、夜泣きが増えるといった行動が見られます。
特に夜間に痛みが強くなる傾向があります。

こちらも急性中耳炎の重要なサインです。
風邪症状に続いて38度以上の高熱が出現した場合、急性中耳炎を疑う必要があります。ただし、すべての急性中耳炎で高熱が出るわけではなく、微熱程度の場合もあります。
これは炎症が進行し、鼓膜に圧力がかかって一部が破れ、中耳にたまった膿が外に流れ出ている状態です。
耳だれが出ると、それまでの強い痛みが軽減することがありますが、これは治ったわけではなく、適切な治療が必要です。
中耳に膿がたまることで、音の伝わりが悪くなるために生じる症状です。
お子さまの場合、呼びかけに反応が鈍い、テレビの音量を上げたがるといった行動で気づかれることがあります。
急性中耳炎を引き起こす主な細菌には、肺炎球菌、インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは別物です)、モラクセラ・カタラーリスなどがあります。
これらの細菌は通常、鼻やのどに常在していますが、風邪などで免疫力が低下したり、鼻炎で鼻水が増えたりすると、耳管を通じて中耳に侵入しやすくなります。
適切な治療を受けた場合、多くの急性中耳炎は5日から2週間程度で治癒します。
痛みや発熱は治療開始後2~3日で改善することが多いですが、中耳の炎症が完全に治まるまでには時間がかかります。
症状が改善したからといって、自己判断で通院や服薬を中止しないことが非常に重要です。
完治を確認するまで治療を継続することで、再発や慢性化を防ぐことができます。
発熱がなく全身状態が良好であれば、入浴は問題ありません。ただし、耳に水が入らないよう注意し、長湯は避けましょう。
治療中はプールや水泳は控えていただきます。完治の確認ができてから再開してください。
発熱がなく全身状態が良好であれば幼稚園・保育園への登園可能ですが、施設の方針に従ってください。
適切に治療すれば多くの場合は再発しませんが、鼻炎やアデノイド肥大などの基礎疾患がある場合や、免疫力の弱い2歳以下のお子さま、集団保育環境で頻繁に風邪をひく場合は繰り返すことがあります。
そのように中耳炎を繰り返すことを「反復性中耳炎」といいますが、鼓膜切開などによる適切な治療を行うことによってその都度改善すれば問題ありません。
症状が改善しても、完治の確認が必要です。自己判断で通院を中止すると、再発や慢性化のリスクが高まります。医師が完治を確認するまで通院を続けてください。